さてさて、前回の募集馬検討のお時間です。サンデー&社台編に続いてシルク編です!

まず何より衝撃だったのがレッドジゼルの19、レッドオリヴィアの19という東サラ血統がシルクに来ていること。特にレッドジゼルの19は東サラで募集される前提で楽しみにしていたので募集されたこと自体は良かったのですが、東サラのラインナップが心配。

あとはキタサンブラックとミッキーアイル産駒の多さ。キタサンブラックは繁殖の質の高さからノーザンの本気度を感じます。

A評価

トレジャーステイトの19(父スクリーンヒーロー) 牡馬 予想募集金額3,500万
母はJRA3勝馬。びっくりするくらい活躍馬(というか生産馬そのもの)が少ないノーザンファーム×スクリーンヒーロー産駒だが、母系の3列目にSadler’s Wellsはモーリス、Danzig4×4はジェネラーレウーノ(とウインマリリン)と同じ配合で、しっかり成功例をトレースした配合に意気込みを感じる。当たり外れが大きい印象の種牡馬かつ種付け料的にそこまで安くはならない=人気にならない気がするので、カタログ&測尺が楽しみな1頭。

ミュージカルロマンスの19(父ハーツクライ) 牡馬 予想募集金額6,000万
母は米G1勝ち馬で兄姉3頭は全馬勝ち上がり。ディープインパクトからハーツに変わっての1頭目。母系にハーツと相性良いSeattle Slewが入っているのも好感。能力の高さが感じられる母系だけに高額なのは間違いないが、出来が良ければ多少高くても検討に入れたい1頭。サリオスと同等の7,000万ならG1級と見て評価をさらに上げたくなりそう。

ショウナンパンドラの19(父ロードカナロア) 牝馬 予想募集金額6,000万
母がG1馬、母父ディープインパクト。超大物の可能性があると思っている1頭。超人気になると思うので抽優必須でしょう。母系にフレンチデピュティは2018産の出資馬ルージュセリーズと同じ。母父に入るとアンヴァル、母母父に入るとグルーヴィットが代表的な活躍馬。いずれも良血馬から生まれており、当馬も重賞級以上の期待が持てる。同じカナロア産駒のメジャーエンブレムやブエナビスタの牝馬がサンデーで6,000万なので流石にその金額は超えないだろうと予想。

B評価

ルールブリタニアの19(父エピファネイア) 牡馬 予想募集金額3,500万
母系が良血。母父ディープは22頭デビューして勝ち上がり5頭=勝ち上がり率22%だが、母系にSadler’s Wellsが入ると3/4=75%で勝ち上がり(アリストテレスなど)。当馬にSadler’s Wellsは入っていないが、6列目にSpecialのクロスがあり期待出来る。

シャトーブランシュの19(父キタサンブラック) 牡馬 予想募集金額4,000万
初仔牝馬が勝ち上がり、1つ上のキンカメ牡馬はシルクで募集されてかなり良さそう(欲しかった)。キタサンブラックならこれかな。単純な種付け料の差で募集金額を予想したが、4,000万で出資したいかと言うと微妙。3,000万くらいなら嬉しい。

ボシンシェの19(父キンシャサノキセキ) 牝馬 予想募集金額2,500万
Northan Dancer5×5×5、Lyphard4×4、His Majesty(≒Graustark)4×6と走るキンシャサ産駒に欲しい血がしっかり入っている。懸念としては母年齢がやや高齢な部類に入るのと、半兄の出資馬ブリジャールが故障未勝利引退のトラウマ(当馬の評価には関係ないが)。

テルアケリーの19(父ハーツクライ) 牡馬 予想募集金額5,000万
全兄が2勝。母系にSeattle Slew、Nijinsky、Storm Catとハーツと相性の良い血が入っている。晩成傾向のあるハーツの遅生まれだが、Storm Catの血で早熟が出てくれれば。ただ全兄と血統的にほぼほぼダート馬と思われるハーツ産駒に5,000万出したいかと言われるとやや厳しい印象はある。

ハイドバウンドの19(父ドゥラメンテ) 牝馬 予想募集金額3,000万
母産駒は4/5勝ち上がり。Nureyev5×4、Mr. Prospector4×4、トライマイベスト(≒El Gran Senor)5×4。特徴的なトライマイベストとEl Gran Senorのクロス持ちはハウメア、ツルマルワンピースなど。やや地味な印象だが母系に能力を感じるだけに堅実に走ってくれそうな気はする。

シャルルヴォアの19(父ビッグアーサー) 牡馬 予想募集金額1,500万
母は2つ上を出産するまではノーザンファームにいた馬で、ノーザンからリリースしたのにその仔を買い戻す形になっている。これが出来の良さを表しているのか、今年ノーザン産の牡馬が少ないため苦肉の策での買い戻しだったのか。個人的には後者なのかなと思っているが、いずれにせよ金額は安いだろうしノーザン系で募集されることはそうそうないだろうから注目の存在にはなりそう。

レッドジゼルの19(父モーリス) 牡馬 予想募集金額3,000万
冒頭に書いた通りなぜシルクに。。という気持ちでいっぱいではあるが、募集されたこと自体は嬉しい1頭。初仔レッドアダンは出資馬、1つ上の2番仔は最優先使うも外れ。3番仔の当馬にももちろん注目。シルクのモーリス産駒は母父が違えど6頭全てがサンデー4×3クロスと明確な意図を感じるので、どれか1頭は出資したいところ。

番外編

ウィルパワーの19(父キンシャサノキセキ) 牝馬 予想募集金額3,000万
ツルマルワンピースの19(父ハービンジャー) 牝馬 予想募集金額4,000万
グリューネワルトの19(父ルーラーシップ) 牡馬 予想募集金額5,000万
それぞれインディチャンプの半妹、ブラストワンピースの全妹、ディアンドルの全弟。抽優必須だろうしG1馬・重賞馬の下は高額になるだろうから厳しいとは思うが、やはり気にはなるのでリストアップ。グリューネワルトの19はいくら牡馬とはいえルーラーシップで5,000万はないかな?

まとめ

サンデー/社台が発表された際に「あれ?これもしかしてシルク今年微妙?」と思いましたが、そんなことはありませんでした。追加情報が出るのが待ち遠しい。。

読み返してみるとサンデー/社台とシルクのリストアップ馬は合計するとこんな感じです。結構偏ってます。好みがバレバレですね。

ハーツクライ 5頭
キンシャサノキセキ 3頭
ロードカナロア 2頭
エピファネイア 2頭
ドゥラメンテ 2頭
キズナ 1頭
ダイワメジャー 1頭
イスラボニータ 1頭
スクリーンヒーロー 1頭
キタサンブラック 1頭
ビッグアーサー 1頭
モーリス 1頭
ハービンジャー 1頭
ルーラーシップ 1頭

ディープ・キンカメの2大種牡馬はおそらく金額的に今年は厳しいかと思ってスルーしてます。2018年産で2頭ずつ出資出来ているので、その仔たちと楽しみたいと思います。

検討していたらやはり北海道に行きたくなってきました。。早く牧場見学解禁されてくれ。。

以上!!!